はかなくて、つたなくて―大川隆法総裁 心の指針188―

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大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。

月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2020年8月号でもご覧いただけます。

今月の「心の指針」では、生命のはかなさや、つたなさを感じながらも、自分自身を振り返り、人生を深めていく姿が示されました。幸福の科学の霊園事業に携わる山本和荘(やまもとかずたか)さんに、限りある人生を輝かせていく秘訣について聞きました。

山本 和荘(やまもと かずたか)

総本山・那須精舎(兼)精舎活動推進局
来世幸福部 部長代理

1976年、鳥取県生まれ。近畿大学卒業後、2001年に幸福の科学に奉職。幸福の科学の霊園である来世幸福園の立ち上げに携わり、数百件以上の葬儀や法要の導師、コーディネーターを務めてきた。

今月の「心の指針」を読んで、改めて自分の人生を振り返り「時間は早く過ぎ去るものだな」と感じました。自分の未熟さや努力不足を反省しつつ、真夏に鳴く蝉(せみ)の姿から、人生を力強く生きることの大切さを学ばせていただいたように思います。

たとえ短い人生でも・・・

私は、幸福の科学の葬儀や法要を担当しておりますが、最近、5歳の女の子の葬儀で「人の生き方」について教えられたことがありました。

その女の子は、生まれつき重い心臓病を患っていて、長い間、入院生活を送っていました。しかし、痛い注射や採血にも弱音を吐かず、いつも笑顔を絶やさなかったそうです。その姿に、看護師さんや、同じ病気を持つお子さん、そのご家族までもが励まされ、葬儀では、多くの方が女の子の遺影に「あなたに出会えてよかった」「ありがとう」と涙ながらに語りかけておられました。

女の子の人生は短かったけれども、他の人に与えたものは大きかった—。人は、「いつまで生きるか」より、「どう生きたか」が大切なのだと痛感させられました。

人の生死(しょうじ)を見守る仏の慈悲

私は今まで、葬儀や法要でさまざまな方の人生に向き合う機会をいただくなかで、どの方の人生も例外なく、多くの人を愛し、多くの人に愛されてきた「尊い人生」なのだと知りました。そして、人間は人生を懸命に生きて、死に、あの世に還り、またこの世に生まれ変わってきます。そこには、すべての生命を生かしめる「仏の慈悲」があり、誰もが「仏のまなざし」に見守られているのだということを強く感じています。

死は一般的に忌み嫌われるものですが、肉親や知人の葬儀などで「あの世」や「神仏」について考えるのは、大切なことではないでしょうか。「死」は全員に等しく訪れ、永遠の転生のなかでは一つのプロセスです。

いま、コロナ禍で、世界中の人々が死と向き合わざるを得ない状況にあります。ぜひ、この「心の指針」を繰り返し読んで、人生の意味を感じていただければと思います。


本内容は、月刊「幸福の科学」第402号より転載し、編集を加えたものです。

大人気の「心の指針」が掲載されている月刊「幸福の科学」は、定期購読もできますので、ぜひご利用ください!

幸福の科学の霊園・来世幸福園

「幸福の科学の葬儀では、主エル・カンターレの御光のもと、諸如来・諸菩薩が故人をあの世へ導いてくださいます。死後間もない故人が、安心して霊界に旅立てるよう、導師から霊的人生観やあの世の生活について、しっかりとお伝えし、引導を渡します」(山本さん)

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