思い残し―大川隆法総裁 心の指針194―

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大川隆法総裁の書き下ろしである「心の指針」は、幸福の科学の布教誌月刊「幸福の科学」で連載されています。全国の支部でもポスターを掲示しており、幸福の科学の毎月の顔として、世間でも広く知られています。

月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2021年2月号でもご覧いただけます。

今月の「心の指針」では、執着を去ってかろやかに生きることの大切さが説かれています。欲望や葛藤を離れて本当の幸福をつかむためのヒントを、新潟正心館 の三觜眞吾(みつはししんご)館長に、自身の体験を交えながら語っていただきました。

三觜 眞吾(みつはし しんご)

新潟正心館 館長

1957年、神奈川県生まれ。港湾運送事業に携わり、91年に出家。総本山・未来館 大阪正心館 の館長等を経て、2015年9月より現職。

私を変えた信仰との出合い

私も20代の頃を振り返ると、「思い残し」で挙げられているような、出世欲や金銭欲、人との葛藤があって苦しんでいました。

当時私は、港湾運送の事業所を任され、20人以上の人を使っていましたが、従業員が言うことを聞かないと、激しく責め立て叱りつけていたのです。一方、そんな自分が虚しくて、「どう生きるべきか」を求めて宗教書や哲学書を数多く読んでいたものの、納得できずにいました。

そんな時、大川隆法総裁の霊言の書籍に出合い、「人生の目的は魂修行」「自分から他の人を愛することで幸福になる」という人生の真実を知り、「やっと求めていた教えに出合えた!」と心の底から感動しました。そして1986年11月23日、大川総裁の初説法・初転法輪の場に集わせていただいたのです。

本当の幸福は、「心の幸福」

幸福の科学の基本教義には「愛」があります。「愛とは何か」を考えて反省していくと、従業員を叱責する心の奥に「自分の意見を通したい」という自我があり、それは愛とは逆の思いだったと気づきました。

私は態度を改めて、従業員にやる気が出る言葉をかけ、相談に乗るようにしました。すると職場に一体感ができて、運転手が自ら営業を始めたり、取引先に従業員の態度を褒められて受注が増えたりと、周りもどんどん変わっていったのです。

それから30年以上、心の修行を続けておりますが、人間の本当の幸福は欲望を満たすことではなく、「心の喜び」や「信仰の喜び」をつかむことだと実感しています。それを知らずにこの世を去ることが、“虚しい人生”ということになってしまうのではないでしょうか。

信仰の喜びは、精進を重ねるなかで深まっていくので、日々に大川総裁の教えを学び、祈りや反省の習慣を持ちながら、ときには精舎で心を見つめてみることをおすすめします。

コロナの不安が広がる今、多くの方に、信仰を通して本当の幸福をつかんでいただきたいと思っています。


本内容は、月刊「幸福の科学」第408号より転載し、編集を加えたものです。

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1986年11月23日「初転法輪」大川隆法総裁 初説法の会場で

法話に聞き入る三觜さん

「当時30歳の大川総裁のお話を聞きながら、この方は、イエスやモーセなどの救世主を超えた方なのではないかと思いました。何か、とてつもない運動が始まる予感がしたのを覚えています」(三觜さん)

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