月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2021年3月号でもご覧いただけます。
今月の「心の指針」では、誰もが必ず持っている「自己愛」について、その問題点が示されました。自己愛から生じる悩みや苦しみ、それを解決する方法などを、幸福の科学 青年・学生担当の鈴木豪さんに伺いました。
鈴木 豪(すずき つよし)
エル・カンターレ信仰伝道局担当局長(青年・学生担当)
1979年、埼玉県生まれ。中央大学経済学部卒業。大手外食企業に勤務し、2008年幸福の科学に奉職。17年より現職。
「自己愛」が招いた挫折
今月賜った「自己愛」の冒頭で、「他者への愛は、教わらなければ分からない」と説かれていますが、自分を振り返って、「本当に、その通りだなぁ」と思います。私は、信仰を持つまで本当の意味での「愛」を知らず、「自己愛」のままに生きてきて、大きな挫折を体験しました。
私は大手外食チェーンに勤務していた25歳の頃、複数店舗の業績を伸ばしたことで、最年少の営業部長に抜擢されました。そこで自分が成功した方法を皆に伝えようとしたのですが、複数の部下から突き上げられ、孤立してしまったのです。自分の何が悪いのか分からず、悩んだ末にウツ状態になり、結局、約1年後に降格、異動・・・・・・。
その挫折の時に、私は大川隆法総裁の教えを学び始めました。
書籍『幸福の原点』 を読むと、「出世欲や自己顕示欲でギラギラしている人は、他人の幸福を考えていない。幸福への道は、周りに愛を与えていくこと」という教えが説かれていて、まさに自分の問題点を言い当てられたようで衝撃を受けました。
また、幸福の科学の精舎に行って心を見つめてみると、「もっともっと」と評価を求め、「満たされない思い」を発している自己愛だらけの自分が観えてきたのです。一方、「そんな自分でも、まだ仏に生かされている」ということの意味を考え、「仏の愛」を強く感じるようになりました。
それが、私の転機となりました。自己愛を抑え、「人の幸福」を考えて行動するようになると、周りの方々が喜ぶだけでなく、私自身の心の苦しみも消えていったのです。
「仏の愛」が人生を変える
自分が「自己愛」に傾いているかどうかは、挫折して初めて気づくものかもしれません。でも、教えを学んでいると、挫折した時に気づけますし、立ち直りも早くなります。
コロナ禍の今は、何かと自己愛が強くなりがちですが、私たちを見守る「仏の愛」に気づくと、本当の意味で心が満たされ、人生が変わります。そんな人生を歩んでみませんか。
本内容は、月刊「幸福の科学」第409号より転載し、編集を加えたものです。
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「赤ちゃん性」を脱する道が学べます
「自己愛や自己中は、感情に振り回されて『我慢ができない』状態。それをどう脱すればいいか、本書で学べます」(鈴木さん)
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