月刊誌で心の指針を読みたい方は、月刊「幸福の科学」2021年4月号でもご覧いただけます。
今月の「心の指針」では、「自己中心的」であるかどうかが、死後の天国・地獄を分けていくことが示されています。自己中であることに気づき、軌道修正していく秘訣はあるのでしょうか。幸福の科学 東九州本部の高畑タヨ子さんに伺いました。
高畑 タヨ子(たかはた たよこ)
幸福の科学 東九州本部副本部長(兼)大分支部上級支部長
1953年、福岡県生まれ。旅行会社勤務、自営業を経て、2002年に幸福の科学に出家。九州地方で支部長を歴任し、15年より現職。
「自己中」に気づいたとき
今月の指針で、「宗教的回心」を経ると「自己中を改めて人に尽くす人生が訪れる」と学ばせていただき、仏は、人間が回心する姿を慈悲の眼差しで見ておられるのだと感じました。
私が“回心の機会”を得たのは、29年前のことです。当時私は、原因不明の脊髄(せきずい)の病で入院し、四六時中襲ってくる激痛に絶叫するような状態でした。どんな治療も効果がなく、医師には「脊髄のガンの末期症状」とも言われ、毎日主人に、「なぜ助けてくれないの」「どうにかして!」と苦痛を訴える日々・・・。
そんな状況のなか、知人に『神理学要論 』(大川隆法著)という本を渡され、一瞬だけ開いてみた時、「苦しみの時こそ人を愛しなさい」という教えが目に入ったのです。(何のこと?)と、最初は意味不明でしたが、なぜか気になり、痛みに呻(うめ)きながらも「苦しい時こそ愛せ」という言葉を考え続けました。するとある日、ハッと気づいたのです。
(主人は仕事も家事も育児も、私の世話まですべて背負って・・・)
主人の苦労を思った時、自分が自己中心的で間違っていたことに気づきました。そして、(主人に「痛い」と言うのを止めよう。今の私にできる愛はそれだけだ)と決めたのです。
その日から、知人が届けてくれる大川隆法総裁の講演テープを毎日聴いて、愚痴を言わずに他の人の気持ちを考える努力を始めました。すると次第に、主人や周りの方に深く感謝できるようになり、同時に検査の数値も良くなって、なんと数カ月後には退院することができたのです。
心に「信仰の柱」が立てば・・・
昔の私は一生懸命に生きるがゆえに自己中になり、「信仰は弱い人が頼るもの」と思っていました。今は、「信仰は万人に必要」だと思います。
信仰の柱が立たないと、心が不安定で自己中になりがちです。しかし、「自分は、神仏が創られた慈悲の世界に生かされている」と知れば、世の中や人々への愛に生きられます。そんな深い幸福感を、多くの方にお伝えしていきたいと思っています。
本内容は、月刊「幸福の科学」第410号より転載し、編集を加えたものです。
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「自己中」で転落しないためにお勧めの映画です
「一生懸命に生きるなかでも、自分を偉く思う天狗的な性格や、人を騙す妖魔や画皮的な傾向が出てきてしまうこともありますが、その元には自己中心的な心があります。この映画は、自己中を正して本当に幸せになりたい方に、ぜひお勧めの映画です」(高畑さん)
映画『美しき誘惑-現代の「画皮」-』 5月14日 公開予定
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