性同一性障害で苦しむ人へのアドバイス

「自分は他の人と違う」と気づいたときはとても辛かっただろうと思います。
でも、人生を諦める前に、真理の言葉に触れてみてください。
障害を持っていても、魂としては完全です。完全な魂を持っています。
魂の真実や人生の目的と使命を知り、自らの人生に意味を見出して、生き抜いてください。

大川隆法総裁の教えの中から、性同一性障害による悩み・苦しみを少しでも軽くするための心の処方せんを選びました。

私の友人が「性同一性障害」に悩んでいます

私の友人が「性同一性障害」に悩んでいます。体と魂のギャップに苦しみ、自分を責めている毎日のようです。何かよいアドバイスをお願いします。

性同一性障害は宗教的には病気ではない

あの世に還ると、魂の性別はどうなるのでしょうか。

たとえば、この世で女性として生きた人は、あの世に還ると、次の転生までのあいだは、女性としての意識を持っていることが普通です。同様に、男性は男性としての意識を持っていることが普通です。

だから、あなたの友人の場合は、人生計画的に、たぶん、ずれたのだろうと思います。

現代では、人工堕胎をされる場合もありますし、いろいろと難しいことが多いのです。結婚が予想外の相手になってしまうなど、予定していた人生計画とは少し条件が変わってしまい、思ったとおりにいかないことが多いのですね。

予定とは違う性で生まれてしまったとしても、その人の「魂の兄弟」が男女の霊の混合体である場合には、普通は諦めるし、今回、「初めて男性」「初めて女性」という場合でも、潔く受け入れて生きる場合もあります。

ただ、あなたの友人の場合は、「どうしても納得がいかない」ということなのだろうと思います。肉体とは違う性の魂が宿っているため、「自分は、こんなはずではない」という気持ちが抜けきらないのでしょう。

たいていの場合、ほかの「魂の兄弟」が、全員、女性霊か、全員、男性霊の場合に、一人だけ違う性で生まれると、そういうことが強烈に起きやすいと言えます。

ただ、長い転生で見ると、男性か女性か、どちらかに交互に生まれることは、やはり多いのです。人生経験としては、両方やらないと、充分ではないからです。

その人は、今回、自分が計画した性とは違う性で生まれてしまったのかもしれませんが、それも魂にとっては一つの経験になるのですから、それはそれで、割り切って生きてみるのも一つですし、「絶対、納得しない」ということなら、性転換手術等を受けるのも一つの方法かとも思います。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』 より

性同一性障害の人へのアドバイス

最近、「性同一性障害」というものがクローズアップされてきていますが、これには、「これまで、ずっと男に生まれていたのに、今回は女に生まれた」「ずっと女で生まれていたのに、今回は男に生まれた」というように、従来とは逆の性で生まれ、少しショックを受けているケース、いわば、あの世で生まれ変わりの計画を立てた際の"計画ミス"の場合があると思います。

たとえば、生まれる前に、「両親は絶対にこの人たち」と決めていたところ、その人たちは一人しか子供を生まないこともあります。その場合は、たとえば男として生まれるつもりでいたのに、女性の体に入らなくてはいけなくなることもあり、生まれたあとに、「あれっ、俺は男のつもりだったのに女性になっちゃった。困ったな」と思うことがあるわけです。

こういう人は、あの世での詰めが足りないのですね。計画が完璧にできている人もいれば、そうでない人もいるので、性同一性障害の人には、"勘違い"をして、違う性で生まれてきてしまった場合があるのです。おそらく、ほとんどの人がそうでしょう。

したがって、現在の性とは反対の性を強く感じる人は、実際に、魂が自分のことを、そのような性として自覚しているわけですね。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』 より

生まれる前の人生計画とずれている人はたくさんいる

医者は、性同一性障害について、「魂の問題であって、ほんとうは病気ではない」ということを分かっていないので、「病気だ」と判定しています。しかし、宗教的に見たら、「病気ではない」ということですね。それは、「はっきり自分の性を意識している」というだけのことなのです。

基本的な意味としては、そういうことですから、それを伝えてください。そのあと、どういう生き方をするかは、その人自身の選択です。

その事実を、一生、恨みに思って生きたとしても、ろくなことがありませんし、どこかで割り切らなくてはいけないでしょう。「すべてが自分の思うとおり」というわけにはいかないのですね。

たとえば、身長や体重から、見た目、頭脳の中身まで、「自分の思ったとおりではない」ということで悩んでいる人は、たくさんいると思います。生まれる前の計画とずれて、「こんなはずでは」という人は、たくさんいるのです。

みな、そういうことに耐えて生きているので、どうか、孤独にならないで、頑張っていただきたいと思います。

大川隆法著『心と体のほんとうの関係。』 より

物質世界にあって霊的に生きる

私たちが今ここに来ているのは、新たな時代を、現代社会を経験し、新しい個性を形づくって、あの世に還るためです。この三次元における教育を通して、新たに天使となる人もいます。なかには、間違いを犯して地獄に堕ちる人もいますが、それもまた「経験」なのです。地獄は彼らにとって病院です。彼らは生前、自分の霊的本質についてはっきりわかっていないので、霊界の病院に行き、目覚めを得たのちに天国に還ることができるのです。

ですから、この世において物質的な肉体を持ちながら、いかに生きるべきかを学ぶのがいちばん大切なことであり、すべては、それを私たちに教えてくれているのです。

しかし、「自分とは何であり、何をなすべきか」をいかに悟ることができるか。それによって、あなたの来世が決まります。

それが神の法則です。神があなたがたを分けたり判決を下したりするのではありません。あなた自身が自分の運命を決めるのです。(中略)

この世は物質的な世界ですが、この物質世界において、霊的であってください。それこそが、この人生の主たる理由です。

大川隆法著『いま求められる世界正義』 より

上記で紹介された法話は、下記の書籍に所収されています。

聴く処方せん(ラジオ番組「天使のモーニングコール」より)

幸福の科学の人気ラジオ番組「天使のモーニングコール」 (全国ネット+ハワイKZOO)の過去の放送の中から、今のあなたに聴いてほしい番組をご紹介します。(音声にてお聴きいただけます)

(1)「人生の苦難に立ち向かう」 【第0957回】
(2)「光ある人生を生きるために」 【第1457回】
(3)「男女が存在するということ」 【第1331回】

一人で悩まないで、「自殺防止相談窓口」にお電話ください

仏法真理に基づいた「魂の救済」を目指して、2020年5月8日(金)より幸福の科学「自殺防止相談窓口」を開設しています。電話やメールにて相談することができます。

幸福の科学「自殺防止相談窓口」

◇電話番号 03-5573-7707
◇メールアドレス 
withyou-hs@happy-science.org
◇時間 火曜~土曜[祝日を含む]10:00~18:00

※相談料は無料です。別途、通話料・通信料がかかります。


メールでご相談いただいた方へ

自殺防止相談窓口からお返事がない場合、携帯の設定によって届かない場合がございます。
以下の場合、【withyou-hs@happy-science.org】を受信できるよう設定をお願いいたします。

・迷惑メールと判断し、受信拒否・削除されている
・パソコンメールからの受信を拒否している

お手数をおかけしますが、設定後、再度メールをお送りいただけると幸いです。

この記事は、「自殺防止サイト―あなたに贈る真理の言葉」 より転載し、編集を加えたものです。

PICK UP

『小説 揺らぎ』大川隆法書き下ろし小説
『小説 とっちめてやらなくちゃ-タイム・トラベラー「宇高美佐の手記」』大川隆法書き下ろし小説
『十年目の君・十年目の恋』(作詞・作曲:大川隆法)